マレーシアでは選挙が終わった物の、与党が大量の議席を失うという結果でおわりましたが、その結果に不満を持った与党支持者と野党支持者の間で様々ないざこざが起きており、2週間ほど治安が乱れておりました。表向きは平穏を保っているかのように見えたマレーシアですが、実際は、選挙絡みのけんか・デモ・ミニ暴動・民族間でのけんか・殺人が結構あったと聞いております。但し、これらセンシティブなニュースは政府により完全に情報統制されており、公の目に触れることはないようです。最近のチベット問題では中国政府による情報統制が問題となっておりますが、有る意味、発展途上国=情報統制はごく普通と感じている今日この頃です。
上記のような状況故、過去2週間はショッピングモールへの人足も少なく、普段と比べ売上げも芳しくありませんでした。
話は変わりますが、最近「黒茶」のラインアップの強化を予定しております。
これまでは湖南省産の茯磚茶というモンゴル人が飲んでいるお茶が唯一の黒茶でしたが、最近になり康磚茶(カンチャ)という四川省産のチベット人が飲んでいるお茶を新たに取り寄せました。文献によると、これら黒茶は血糖値を下げる働きがあるそうで、澱粉を初めとする多糖類を糖に分解する酵素を抑制すると言われております。
これらの機能性に加え、黒茶は飲み心地がとても良いとうお客さんが多く、一度飲み始めると癖になるようです。
黒茶の代表と言えば、雲南省のプーアル茶ですが、プーアル茶には生茶と熟茶の2種類があり、両者はまったく性質の異なるお茶です。生茶と熟茶の違いは、緑茶と紅茶の違いくらい差があり、両方とも同じくプーアル茶と呼ばれていることが不思議なくらいです。
元々、雲南省のプーアルにお茶が集積されたことからプーアルと呼ばれるようになったと言われておりますが、それにしても、生茶と熟茶は差が有りすぎです。
生茶は例えるならば干し草です。烏龍茶と同じく3-5枚の茶葉を摘み、緑茶に加工した物をひたすら長時間保存します。干し草が甘い香りがするのと同じ原理、自然酸化により、熟成されます。
一方、熟茶は堆肥と同じです。高い水分のもと、カビにより発酵が行われ、茶葉を腐葉土のようにします。
日本で一般的に流通しているのは熟茶のほうです。熟茶の製法は他の黒茶の製法を参考に1970年代に開発されました。にもかかわらず、マーケットの中心を占めているのは熟茶です。
今後、より黒茶の販売を強化するため、今年こそは雲南省へ視察に行きたいと考えております。出来れば、4月の下旬に行きたいのですが、店のスタッフの補充が出来るかどうかにより結果が左右されそうです。雲南省では昨年実現できなかった、高山少数民族の村を訪ね、雲南省西部の高山地帯のお茶事情を調査する予定です。

カンチャ:実際のサイズはチョコレートくらいです。
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