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アジアで通称果物の王様と言えばドリアンですが、果物の女王様はと言うと、マンゴスチン(マンギス)を指します。非常に過激な個性を持つドリアンとは全く逆で、マンゴスチンは非常に洗練された美味しさを持つ果物です。
桃栗3年柿8年と言いますが、マンゴスチンは実がなるのに15年を要するそうです。因みに、パパイヤは1年で実がなるそうです。
マンゴスチンは一見すると柿に似ております。特にへたの部分は柿のそれにそっくりです。最初にマンゴスチンを見たときは、てっきり柿の一種かと思いました。
マンゴスチンはマンゴと言う文字を含みますが、マンゴとは全然関連性がなく、味も形も全く異なります。外側は厚い外皮(シェル)に被われており、指で強く押すか、ねじることにより外皮を除去します。皮には大量の色素が含まれ、服に色が付くと染みになります。この色素はアントシアニンと呼ばれ、ワインや赤・青系の花の色の色素と同質です。また、外皮には大量のポリフェノール(アントシアニンもポリフェノールの一種)が含まれる為、誤って噛んでしまうと猛烈に渋く、まるで渋柿をかじっているようです。
  写真左:マンゴスチン1kg。通常紐でヘタ部分をつなぎ合わせて売られている。写真右:マンゴスチンがなっている様子。写真は熟す直前の果実。
ポリフェノールやアントシアニンは健康に良いとされており、マンゴスチンの皮から作られた健康食品が登場するのも時間の問題でしょう。(これを書いている途中、マンゴスチンの皮と健康食品で検索をしてみたところ、既にありました。)因みに、ポリフェノールは野菜や果物にも多く含まれております。わざわざ、高い金額を出して、マンゴスチンの皮で作られた健康食品を食べるくらいなら、相当額を巨峰か赤ワインにでも充てた方がよほど健康的で且つ良い思いが出来るように思います。
マンゴスチンの果実は、白く、ニンニク大の粒が5-6個入っております。種がある物と無い物があります。味は甘く酸っぱく、濃厚で、初めて食べたときは非常に衝撃的でした。余りの美味しさに、当時は毎日2kg位食べておりました。
写真:ペナンでは植物園に行くと、その公園内にマンゴスチンの木が植えられており、果実がなっているのが見られる。但し、猿の餌食となってしまうため、熟したマンゴスチンは見られない。マレーシア北部におけるマンゴスチンの季節は、ドリアンが終わる頃(6月下旬位)に始まる。
但し、マンゴスチンはアレルギーを起こす原因(アレルゲン)でもあり、人によっては、翌日湿疹が生じます。私の場合、例え一個でも食べると、翌日、首や肘の内側が痒くなります。その為、美味しいにもかかわらず食べることが出来ず、私にとっては非常に煩わしい果物です。
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