マレーシア随一のお茶の産地と言えばキャメロンハイランド、首都クアラルンプールとペナンの中間地点にある1000メートル以上の高度のある高原です。ここは年間を通じ気温が20℃前後であることから、大変住み心地が良く、引退後の日本人が多く住んでいる場所でもあります。ここには幾つかのプランテーションがあり、それぞれ独自の製品(紅茶)を持っております。
私はマレーシアを一つのビジネス拠点としているため、何としても、高品質のマレーシア産紅茶を生産したいと思っておりました。元々、マレーシアキャメロンハイランド産の紅茶は国内では非常に人気があり、有名なBOH TEA等は日本人のお土産として良く買われます。
キャメロンハイランド産紅茶の多くは、機械で摘採され、セミオーソドックス製法(BOPやファニングスを中心とする細かい茶葉を大量生産するための方法)を中心とする大規模な製法により生産されており、どちらかというと、中層のマーケットを狙ったティーバック用の茶葉を中心に工場が動いております。日本と異なり、茶葉の高さをそろえているわけではないため、機械で摘採した場合、新芽だけではなく、枝や硬い葉も混入します。また、セミオーソドックス製法の場合、揉捻や発酵工程が非常に簡易的故、深みのある香りが出にくいと言う問題があります。
私は自社のブランドに用いるお茶は、上記の問題を全て克服した贅沢なお茶にしたいと考え、以下の基準を設定しました。
1. 複数の品種が混在せず、1種類のみの品種に管理された農場を専用に設けていただく。
2. 農薬等の散布をトレースできるよう管理していただく。
3. 手摘みによる収穫を行っていただく。
4. オーソドックス製法による生産をしていただく。
5. 萎凋・揉捻・発酵条件等更なる検討をしていただく。
以上の基準を満たしたら、きっと良いお茶が出来ると思うのですが、何しろ、誰がこんな勝手な要望を聞いてくれるのだろうか?と言う悩みが有りました。このような複雑な要望を聞いて頂く為には、キーパーソンである社長に直接お願いしなければ無理と判断しました。そこで有り難いのが、マレーシア華僑ネットワークです。私はマレーシアで8年生活する間、殆どが地元の友人との交友関係だったため、今に至っては、親友と呼べる人物も数人おり、彼らが大変骨を折ってくれました。結果、花のプランテーションを経営する人物を紹介して貰うことが出来、彼を通じ、お茶プランテーションの社長との打ち合わせが実現しました。
 写真は私の友人の経営する菊の花のプランテーション。主なマーケットは日本
キャメロンハイランドの全てのプランテーションはインド系によりマネージされており、かれも例外に漏れず、インド系でした。事情を説明したところ、意外にも簡単に条件をのんでくれました。ただ、最低の数量を確保することが条件として提示されました。今後、更に条件を詰め、今年中にOriginal Premium Malaysia Teaの実現をさせたいと考えております。
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