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今回の台湾出張では、烏龍茶のプロセスを徹底的に勉強する機会に恵まれました。お茶の収穫から製品に至るまでの全ての工程を見せてもらうことが出来、芸術とも言える、烏龍茶の製造工程を深く理解するに至りました。
今日から何回かに分けて、烏龍茶の作り方を解説していきたいと思います。
今回の視察の目玉は、凍頂烏龍茶、高山茶、東方美人の3種でした。但し、阿里山高山茶の収穫がピークを迎えようとしていたため、阿里山茶(高山烏龍茶)の製法を深く学びました。
阿里山の茶園は標高1000-1500m位の高度に分布しており、春茶と秋から冬茶に最も高い値段がつきます。特に今の時期から12月までに採れる冬茶は非常に高値で取引されます。
山と山を挟む谷間を走っているケーブルは、一見、静岡でもよく見られるケーブルカーに見えますが、実は水道管なのです。阿里山は何処も水に恵まれていいるわけではなく、水が不足する畑には水道管が走っております。
茶園の周りにはビンロウジの木か、椿科の花が植えられておりました。何れも、あいた土地で少しでも副収入を得るために栽培されております。茶園の中に不規則に立ち並ぶ白い花は何とも言えぬ美しさでした。
 茶園へ向かうお茶摘み部隊
お茶摘みは、殆どが女性の仕事だそうです。但し、中には男性も混ざっておりました。台湾のお茶園では、季節的なパートタイム労働者も多くいるようで、時期毎に異なる茶園を転々とする人もいるそうです。上の写真は、既に茶葉が摘み取られた後です。
緑茶や紅茶と異なり、烏龍茶の製造には芽+葉3-4枚が使用されます。私の手の上の部分で切り取るのです。丁度、柔らかい茎と硬い茎の中間で切り取ります。お茶摘みを行う人は、手にナイフを付けており、茶葉を切り取ってゆきます。烏龍茶用の茶葉は、緑野と異なり茎が硬いため、ナイフが必要なのです。
摘み取った茶葉は正しい持ち方をしなければなりません。上の写真のように握りしめた場合、茶葉に傷が付き、高品質のお茶を作ることが出来ません。正しい持ち方は、下の写真のような方法です。
摘み取られたお茶は、各人の名前とその数量が記録され、専用の袋に入れられた後、即工場へと運ばれます。この後、10分後には日光萎凋が開始されるのです。次回へ続く・・・
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