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癌に関し、色々思うことがあります。
現在、癌に関する研究は沢山行われております。でも、殆どの研究は、
発生した癌を抑える。 食品や香辛料に含まれる抗ガン性の物質。 癌の転移を阻止する。
等々に注目しており、どう考えても癌を克服できるとは言えないレベルの話しです。
私が修士課程にいた頃は、アブラナ科の植物に含まれる物質が、癌の抑制に効果を示す・・・などと言う研究をしておりました。今でも「癌の研究」と聞くとついつい反応してしまいます。でも、自分がやっていた研究自体、ある意味、癌治療・予防という点では本当に意味があったのだろうか?と疑問に思います。癌は、自分の細胞が突然変異する病気です。それに対し、特定の食品を食べる・飲むだけで実質的な効果があるとは思えません。
私は常々、何故癌に罹る人と罹らない人がいるのか、と言う点に注目しておりました。また、癌と言えば=「転移」。転移って一体何なんだろうと疑問を感じます。転移・・・まるで水虫のような、微生物感染のような話しです。一カ所で発生した癌が、色んな所に次々と付着し、増殖する・・・恐ろしい話しですね。
最近、NHKのあるテレビ番組を見ていたら、とても興味深い内容をやっており、とても感銘を受けました。 それは、日本人の研究者が免疫学で世界トップクラスの研究をしているという内容でした。誰が何の研究をしていると言うことは別に大意はないのですが、ポイントは以下の点です。
本来、癌が発生しても、免疫系が正常に機能していれば、癌細胞を非自己と認識し、攻撃するのでは?
非自己とは、つまり、「癌細胞は自分ではない」と判断されれば、体の持つ免疫力により、癌細胞は秩序的に排除されるはずなのです。しかし、問題は癌細胞が「自己」・・つまり自分の身体の一部と誤判断されてしまっていることから、癌は攻撃されず増え続けるのです。これはとても興味深い考え方です。
この考え方からすると、いわゆる癌の転移も説明が付きます。免疫が正常に機能していれば、癌は生じた瞬間に攻撃を受け、排除されます。ところが、一端免疫が機能しなくなった場合、癌は次々と発生し、あたかも転移しているように見えるのかもしれません?
よく聞く話:腸に癌があった→骨にもあった・肺にもあった・・・・これは転移なのでしょうか?或いは、癌を退治するべき免疫機能が低下したことで、至る所に癌が発生するのでしょうか?
癌の例の全く逆のパターンがアレルギーです。 本来、自分の身体なのに「非自己」、つまり自分ではないと見なしてしまうことから、自分自身を攻撃し発症するのがアレルギーです。もし免疫が正常に機能していれば、自己と非自己の区別がきちんと出来、アレルギーは生じないはずです。
これらの問題は免疫の仕組みをより深く研究することで、もしかしたら治療法が確立されるかも知れません。おかしくなった免疫機能を正常に戻すことが出来れば、一端発生した癌細胞が再び消え去るかも知れません。抗ガン剤治療により、体力・健康を失う必要もなくなるかも知れません。これまでの方法論では克服が不可能と言われていた癌ももしかしたら治るかも知れないかも・・・・・ふと希望を感じました。
新しい物の見方考え方で癌の研究に取り組むというのはとても大切だと思います。その為には個々の研究室が独自にバラバラと研究をするのではなく、自治体、大学、研究所等の大きな単位の元、結束することが大切です。その絶対条件として、各組織の長(リーダー)が力強い研究方針を示し、それに対して総合的に研究を行うという「体勢」が必要ではないかと思いました。
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