日本茶はまったりとした甘みが重要なんだと言い出すと、最終的には玉露が最高と言うことになってしまいます。玉露は被覆により人工的に茶園に日光を与えないようにするため、茶葉はアミノ酸を多く含み、ポリフェノールを殆ど含まないことからとてもまったりとした飲み心地がします。ただ、煎茶の良さは、やはり飲んだときの香りとのバランスだと思います。
ところが、意外に伝統的なお茶の場合、香りが弱い傾向があるように思います。本山茶に関しても例外ではありません。
逆に菊川や牧ノ原で作られる深蒸し茶を飲むと鮮烈な緑の香りがします。ただ、これら深蒸し茶の場合、香の質が多少異なります。どちらかというと、「強烈な緑」をイメージさせる香りです。
では、上品な本山茶の正確をそのままに、香りを強化しようとしたらどの様な作り方をするのが良いのでしょうか?
私が最近考え続けている課題です。
続く・・。
本山の茶園。木製の橋の下には小川が流れており、沢ガニがおりました。暑さのために石の下から這い出てきた模様です。沢ガニは農薬にとても敏感な生き物です。沢ガニの存在はこの界隈の農園が徹底した農薬管理を行っている一つの結果だと感じました。