【中国茶、台湾烏龍茶、紅茶、黄茶、白茶、フレーバー茶等、高級茶だけに特化したお茶専門店HOJO】
日本茶は円やかで甘い飲み心地が重要という言葉は良く聞きますが、実際にお客さんと接していると、意外にも、香を重視されている方が多いことに気づかされます。
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前回も書きましたが、円やかさだけを求めるのであれば、茶園の立地条件に関係なく、お茶の被覆を行い、日光を遮ってあげれば玉露や被せ茶のように海苔のような香りがして、まったりと甘いお茶になります。これは日光が不足することで苦味の成分であるポリフェノールの生合成が阻害されるからです。
但し、それでは煎茶の良さは引きだすことが出来ません。煎茶は花のような香りと、甘みのバランスが重要です。これらの香りを引きだすためには日光は不可欠なのです。
台湾茶やダージリンティーで同じく香りの強いお茶を求めた場合、茶園の標高は自然と高くなります。標高が高い茶園で作られたお茶は、昼夜の温度差が大きいことから、昼間蓄えた成分が夜消費されることなく、茶葉の中に蓄え続けられます。
実際に試飲してみると分かることですが、高い標高の茶園で取れたお茶は甘みが強く、香りも一際強いことが分かります。
ところが、日本のお茶の場合、山のお茶と言っても殆ど標高が高くない場所で作られております。
更に、先日のブログでも述べたように、「春水秋香」という言葉があるとおり、春のお茶はみずみずしさはあっても、香りにかけます。
私は標高の高い茶園のお茶を、秋に収穫し日本茶にしたらきっと素晴らしい香りのお茶が出来ると思います。実は、長野県の南アルプスの麓にある村では密かにお茶が作られております。茶園は何と標高1000mに位置しており、標高的には凍頂山と同じくらいです。静岡茶のようにネームバリューがないことから紅茶の加工などを試みているようです。 これらの高地で取れたお茶を、秋に摘み、丁寧に煎茶に加工したらどんなお茶になるのでしょう?とても興味深いです。今後、機会を見つけこの答えを探すべく色々試してみたいと思います。
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