私の店の常連のお客さんに台湾出身の東洋医学の先生がおります。
彼は毎週日曜日に私の店に来るのを楽しみにしており、毎週必ず、店を訪れ、そして、数時間お茶を飲んで、色んな話をして帰ります。
私のスタッフが彼の診察を受けたことがあり、割と良い腕との話は聞いておりました。
実は最近寝不足の為か、時々目眩がし、仕事中に倒れそうになることがありました。
もしや脳梗塞の呼び症状では?と言う心配もあり、偶々店に来ていたその先生に見て貰いました。
彼の診察法は極めて単純です。
腕の脈を数カ所チェックします。
両腕を調べ、指の圧力を強弱調節することで体調を読みとります。
各臓器の健康状態が、脈に現れるそうです。
私の脈を診察した結果、胆嚢の機能異常があると診断されました。
おそらく風邪等のウイルス感染により機能が低下しているらしいとのこと。
胆嚢は脂肪の消化をする働きがありますが、胆嚢の機能が低下すると、血中の脂肪量が増え、血流を不安定にするために目眩がするのだと説明してくれました。
実はこの先生、私の店に鍼を保管してます。
私の店のスタッフや友人の体調が悪いときには、店で即針治療を受けることが出来ます。
今回も早速、鍼治療をすることになりました。
偶々店が暇だったため、私は椅子に座り、彼の言うとおりに治療を受けました。
鍼でスイッチを刺激することで、胆嚢に大量の血液を送り、治癒力を高めるという趣旨の治療だと説明してくれました。
一番最初の鍼は頭の頂点でした。
周りにいた人々が、アンテナだと言って大喜びをしてました。
次に手、足、そして腰に鍼が打ち込まれました。
その時、私は波がお腹に向かって打ち寄せている感じがしてました。
周りは相変わらず私の「アンテナ」に大喜びをしており、皆冗談を言い合っておりました。
その時、自分の体に異変が起きていることに気がつきました。
急に貧血状態になり、かなりやばい状況になってきました。
周りの人々曰く、私の顔は蒼白になり、唇からも血の気が無くなっていたそうです。
実はこの日、会社の従業員全員と一緒に夕食に行くことになっており食事制限をしておりました。
このため、そもそもカロリー不足だったようで、危うく貧血で倒れるところでした。
(後で聞いたのですが、鍼治療は空腹時には適さないそうです。)
急遽、鍼を抜き、マッサージをして貰い、私の「血の気」は復活しました。
その後、当初の目眩症状は完治しました。驚く程あっさり治ってしまいました。
西洋医学では手術か薬に頼るしかない病気も、東洋学では局部的な処置をすることが出来ます。
薬は患部だけでなく、体全体に行き渡るため、健康な臓器にも害を与え、副作用が生じがちです。
日本では余り一般的でない東洋医学ですが、その凄さに驚愕した一日でした。
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