バニラ(Vanilla)はスパイスの一種として分類されており、マダガスカル、フランス領のレユニオン島、メキシコ、インドネシア、インドが主な産地です。原料はバニラビーンと呼ばれ、その名の如く豆です。豆の鞘が緑色から黄色になった時点で収穫され、熱湯処理により熟成を止めます。その後、数々の工程からなる酵素発酵(数ヶ月)を経て芳醇なバニラの香りが作られます。その為、バニラの品質は、産地による原料特性と、発酵の加工技術により決まります。
用途にもよりますが、一般的にはマダガスカルとレユニオン島産のバニラはバーボンバニラ(Bourbon Vanilla)と呼ばれ、世界最高品質のバニラの代名詞となっております。
モーリシャスはこれら二つのバーボンバニラの産地に隣接したリゾートアイランドですが、バニラティーで有名です。このバニラティーは紅茶にバニラエッセンスを噴霧した物なのですが、各ヨーロッパのメーカーのバニラティーと比べると非常に味わい深く美味しいと思います。モーリシャスのバニラティーを、同じくモーリシャスの特産物であるサトウキビの黒砂糖で食べるととても幸せな気分に浸れます。
私はモーリシャスのバニラティーに勝る商品を作りたいと思い、これまで開発を行ってきました。その結果、本物のバニラビーンと、もう一つの香辛料を紅茶に加えることにより理想のバニラティーの香りと味を得ることが分かりました。もう一つの香辛料に関しては、商品が発売されるまで秘密にさせて下さい。
写真:バーボンバニラ(高級品になると冬場には香気成分の結晶が表面に析出する。)
次に原料の入手先に関してですが、勿論バニラはマダガスカル産のバーボンバニラを使用したいと考えております。
先日、幕張メッセで行われたFOODEXにマダガスカルのバニラを専門とするスパイスメーカーが出展しており、簡単な自己紹介と名刺交換をすることが出来ました。しかも、シンガポールに支店を持っており、そこを通じての取引であれば、小ロットでも対応してくれる事を確約してもらえました。
更に昨日、シンガポールの担当者から電話がありました。今月末にシンガポールで食品の国際展示会への参加時に、私の希望するサンプル持ってきてくれ、更に彼のオフィスを訪問して更に具体的な打ち合わせをする事になりました。私の希望するサンプルとは、マダガスカル産の高品質バーボンバニラを数ミリにカット、或いは粉砕したもので、それに準ずる製品の入手できれば自分で粉砕加工する必要がないので非常に有り難い話です。彼らはマダガスカル産の良質なクローブも取り扱っているので、其方も興味があります。(チャイの原料として)
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